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Angel, Arthur Braginsky)
★池田信夫の「サイバーリバタリアン」
第1回 もはや一流ではない日本経済──諸悪の根源は「家父長主義」にあり
文●池田信夫(経済学者)
http://ascii.jp/elem/000/000/103/103336/このように技術的に解決できる問題に介入する政府の失敗のほうがはるかに有害だ、というのが(私を含めた)リバタリアンの主張である。
ようやく宣言が出たよ。いや、前から不思議だったんですよ、池田信夫センセイは、リバタリアニズムについてブログなどで書いてはおられるけれど、ご自身はリバタリアンなのかな?、って(笑)。で、
リバタリアンは、レッシグのいうように「あらゆる規制に反対する」わけではない(それじゃアナーキズムだ)。彼らは自由を守るルールの設定には賛成だが、政府が市場やインターネットに裁量的に介入するのには反対だ。このコラムは週1回だが、不幸なことにそういうネタには事欠かない。来週からは、そういう具体例を考えていこう。
ということで、第2回は、と。
★池田信夫の「サイバーリバタリアン」
第2回 ウェブを「匿名の卑怯者」の楽園から脱却させるには
文●池田信夫(経済学者)
http://ascii.jp/elem/000/000/105/105389/本来はFacebookのように、実名で正々堂々と議論するのが当たり前で、匿名の卑怯者は相手にされないという慣習法によって自治が行なわれることが望ましい。
最近いくつかのサイトで採用され始めた「OpenID」は、複数のウェブサービスにおいてログイン時のID入力を簡便化するための認証システムになる。これがウェブ全体で使う「固定ハンドルネーム」的になれば、口汚ない発言をするとIDの評判が落ちるので、自分の評判を守るようになるだろう。
なるほど。。しかし、リバタリアンと言っても、いろいろなリバタリアンがいるものでして、私は、匿名or実名問題はどうでもイイとしか思えないですわ。個人的な心がけとしては、匿名であれ、IDであれ、誰かが私の個人情報を調べようと思えば調べられるのだから、それを前提として書いてはおりますが、当然のことながら、私がそうした心がけをしているからといって、すべての人がそうであるはずもないですし、結論としては、別にそうでない人はそのまんまでいいし、したいようにしていればイイんじゃないのかな、と。
あと、「OpenID」の効果として、「口汚ない発言をするとIDの評判が落ちるので、自分の評判を守るようになるだろう。」とありますが、私としては、システムやアーキテクチャを利用することで自己管理(または他者管理)するのはアリだとは思うものの、「自分の評判を守る」ために「口汚い発言」を控える人物、って、なんだか、心理的に歪んているように思えてならない。。
というか、システムの力を借りることで「口汚い発言」が減ったとしても、その人が「口汚い発言」をするに至る原因となった実生活でのストレスや劣等感や敗北感などの心理的要因に変化はないでしょうし(そういう人って、実生活での自分とインターネットでの自分を区分してそうな感じがしますし)、「何なら、俺をもっと罵倒しろよ、疲れてんだろ?貧乏なんだろ?どうせ不細工なんだろ?」くらいの感じで、池田センセイがサンドバックになってあげれば良いんじゃないかな、と思ったりしました、リバタリアン的なボランティア精神に則って(笑)。
関連リンク
★波乱の時代【池田信夫 blog】
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/802fe5b3ad95b6045cebef1e3e863d86★古典的自由主義の復権【池田信夫 blog】
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fca6c645342b698c262e8bffae3915c6★Who Controls the Internet?【池田信夫 blog】
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c37d5b551e28a47556a1187e06d8ae36ついでにこれも。しかし、池田センセイって、論争好きですね、さすが経済学者だな、と思いました(笑)。
★月100万PVの人気個人ブログ 教授同士の名誉棄損論争が勃発 2008/2/ 5
http://www.j-cast.com/2008/02/05016375.html