藤田知事発言に非難の声【中国新聞】(07/10/21)
米海兵隊岩国基地の隊員4人が女性を集団暴行したとされる事件をめぐり、藤田雄山広島県知事が、広島市中区で20日あった「日本女性会議2007 ひろしま」で、「盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思う」と発言。参加者から「被害者に事件の責任を負わせている」と非難の声が上がった。(中略)知事の真意をただす質問が、引き続きあったシンポジウムの会場で出た。大阪府の女性(65)は「被害者に責任を負わせる発言は、人権をさらに侵害している」と憤った。藤田知事は取材に対し、「真意は、犯罪に遭わないリスク管理について一般論として言及しようとした」と説明した。
この記事を読んで、まず「藤田雄山広島県知事は典型的な男性なんだなあ。。。」という点が確認できた。というのも以前、
Tokyo Rape Crisis Center(東京強姦救援センター)のセンターニュースを読んだことがあって、今回の広島県知事の発言と同種の女性が「犯罪に遭わないリスク管理」という考え方に対して、「女性の行動を規制すれば被害が起きなくなるという考え方そのものが、大きく間違っている」と書かれていたから。以下、探したらあったので引用。
★被害をなくすためにできること(Tokyo Rape Crisis Center
センターニュースより転載)(略)女性が被害にあわないためにとして昔からよく言われているのは、夜遅く出歩いてはいけないとか、露出の多い派手な服装はよしたほうがよいなど、挙げてみれば全てが女性への禁止事項です。
しかし、被害の起きるのは夜遅くに限ったことではありませんし、服装とは無関係に犯行は行なわれています。つまり仮に女性が、吹聴されている禁止事項を守ったとしても、被害は起き続けます。なぜ被害が起き続けるのかといえば、女性の行動を規制すれば被害が起きなくなるという考え方そのものが、大きく間違っているからに他なりません。間違いを知り、被害の原因を正しく捉えれば、被害の起きない方法は目の前にあります。
被害をなくすため、減らすためにできることはいくらでもあります。まず、強姦をする者がいなければ強姦被害は起きず、痴漢をする者がいなければ痴漢被害は起きないという、この単純な事実を社会が認めることです。被害の原因は加害者です。ところが、被害が起きるのは、女性が被害にあわないよう努力しなかったためだとする論理が、社会常識として流布されています。
(略)まず始めに、男は女性に性被害を及ぼしてはならないという、当り前の社会規範を、当り前に築くことです。「痴漢出没、注意!」の看板をよく見ますが、痴漢は熊ではないのですから、注意を呼びかける先が間違っています。「痴漢は逮捕、問答無用!」とすれば社会の姿勢もはっきりします。
女性の行動に責任を被せてきたエネルギーを、女性の安全が守られる環境のために社会全体が協力するということに振り向けるなら、少なくとも性犯罪の助長は止められます。