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以下、今更ながら、独立行政法人整理合理化計画に関しての、雇用・能力開発機構、労働政策研究・研修機構、国立女性教育会館、日本スポーツ振興センター、そして、教員研修センター、計5独立行政法人の「独立行政法人の見直しに関する各省ヒアリング」を読んだので、該当箇所のみコピーしてメモ。

各府省ヒアリング概要 http://www.gyoukaku.go.jp/pub/ikenbosyu
なお、上記リンク先(↑)にて、「独立行政法人整理合理化計画に関するご意見募集中」でして、まだ受け付けている様子でした。何か良い案がある方は、メールフォームがありますので、ぜひ送ってみてくださいませ。ブログや近場の人と話ているだけでは何も変わりませんので。(私は、2回送信しました。)

あと、基本的に私は独法の合理化には賛成ですが、「合理化案の内容」については疑問視しております。(たとえば統合にしても、その機関同士が統合したとして、本当にシナジーがあるのか疑問。)
(注)以下、○は委員及び専門委員の発言、●は主務省の発言。


〔厚生労働省(雇用・能力開発機構)〕

全国に建設したプール、体育館等の売却で総額4,000 億円の資金が消えた
との記事があったが、事実とすれば総括すべき。

雇用促進住宅を15 年後に売却した方が収益が大きいというが、様々な仮定
の上の話であり、一般的に成り立つか疑問。早期に売却しても問題ないはず。

職業能力開発事業は、一般的には、民間でできる。思い切って市場化テス
トを実施すべきである。

職業能力開発事業については、民間にできないものに限定するなど重点化
を図っている。設備にコストのかかるものや高度なものもあり、市場化テス
トには、馴染みにくいと考えている。
「私のしごと館」は、過去の有識者会議でも廃止すべきと言われていたが、
一部を市場化テストの対象としたにすぎない。明確に廃止と整理すべき。

● 「私のしごと館」については、平成22 年度の改革期間終了後に、必要性・
有効性の評価・検証等を行うこととしている。
保有する膨大な実物資産が、有効に使用されているのか甚だ疑問である。
● 機構の中に評価する委員会を設けて適切に活用している。

【私のコメント】
保有資産の売却等に不正があるのでしょうか。だとしたら問題ですね。それと、「民間でできないことに限定する」と言っていますが、離職者・失業者は、そもそも求人の多い「時代が求めている職業」に就くのに必要な訓練を受けていないから離職という状況に置かれているという要因もありますし、また離職者の多くは民間企業で働くわけですから、「職業訓練を受ける人たち」を起点として考えるならば、それこそ「民間」でやったほうが良いと思うのですが。それと、何はともあれ、「私のしごと館」廃止がほぼ決定だそうで、何よりです。


〔厚生労働省(労働政策研究・研修機構)〕
民間シンクタンクや大学等でも機構と類似の研究を実施しており、機構自
ら実施する必要性に乏しい。また、例えばニート対策について、政策効果が
ほとんど出ていない。法人が廃止されても、政府の労働政策の立案への影響
は少ないのではないか。

機構の研究は、厚生労働省から与えられた政策テーマを前提にして、調査
の設計から実施までを行い、最終的に政策提言まで結びつけており、民間シ
ンクタンクで全てを実施するのは困難である。廃止されると政策の企画・立
案に大きな影響が出る。なお、ニートは3 年前から減少傾向にある。
労働大学校の施設の管理・運営業務について、市場化テストの対象とすべ
き。

● 個別に委託している業務を包括的に委託したほうがコストが下がり、かつ、
提供されるサービスの質が変わらなければ、市場化テストにかけてコストの
低い方を選択したら良いと考えている。
研究プロジェクト毎に費用対効果をしっかりと把握すべき。
● 今回の中期目標期間内に、管理会計方式を導入して、人件費コスト等を横
断的に事業毎に配分するということを実施していきたいと考えている。

【私のコメント】
「機構の研究は、厚生労働省から与えられた政策テーマを前提にして」とありますが、その「前提」が誤っていたとしたら、何を研究しようと無駄ですよね。文中では「ニート対策」が挙がっていますが、たとえ、その問題設定についての前提が正しく、また優秀な研究員の方が理に適った方法で研究を進めたと仮定しても、「政策提言」段階で失敗したら終わりですよね。それと、どうも「業者に委託」したほうが、労働政策研究・研修機構からすると望ましいようですね、なんででしょうね?(笑)



〔文部科学省(国立女性教育会館)〕

女性会館は職員27人と組織も非常に小さく、国立青少年教育振興機構と
○統合してその施設も活用した方がメリットがある。男女共同参画という理念
を広めることが重要であり、必ずしも組織が単独である必要はない。統合し
ても名称を変更するなど工夫の余地がある。
● 青少年機構との統合については、施設の地理的距離が遠いこと、組織の目
的が異なること
から妥当でない。また、男女共同参画という理念を推進する
ため、女性会館というナショナルセンターが独立している必要がある。
施設の稼働率が低いということは、立地条件等の利便性が悪いということ
ではないか。施設にこだわりすぎている。統合し、様々な施設が使える方が
よいはず。

● 30年前に嵐山に施設を設けたが、国の責務の証となっている。青少年機
構と統合すれば、意義が埋没するおそれがある
。稼働率の向上については、
今後とも施設の有効な活用について検討していきたい。

【私のコメント】
個人的に疑問なのは、この機構がどこかと統合するとして、どうして国立青少年教育振興機構となのか?という点。もっと他に適当な機関または機構がありそうなものなのですが。それと、「施設の地理的距離が遠い」「組織の目的が異なる」等を理由として返答しているが、根拠が抽象的過ぎてどうしようもない。また、「意義」も大事だけれど、「何をやっていて、どれくらい目的を達成できているのか?」も大事。



〔文部科学省(日本スポーツ振興センター)〕

toto 事業の264億円の繰越欠損金をどのように解消していくのか。toto
事業は、運営費:助成資金が9:1と運営コストが非常に高く、事業本来の
目的を達成できていないのではないか。今後、収益を上げる見込みがなけれ
ば、事業をやめるべき。

● 累積欠損金の早急な解消が必要だが、スポーツ振興という事業目的もあり、
今年度の解消額については、年度末に収益が確定した時点で検討したい。
平成19年度は収益構造も改善しており、今後とも助成資金増大のため、収
益の一層の向上を図ってまいりたい。
くじという賭博を文科省所管の独法が行うこと自体いかがなものか。
スポーツ振興という目的で事業を行っており、政府の他制度に鑑みても、
文科省所管の独法が行うことが妥当である。
災害共済給付業務について、子供は減っているはずなのに給付が増えてい
る状況にあるが、むしろ事故等が起こらないような方策を図ることが重要。

● 事故原因等を調査した上で、再発防止策等を学校の現場に情報提供すると
いう役割を果たしていきたい。

【私のコメント】
なるほど。要するに、累積欠損金の額が凄まじいのはわかってはいるが、他の省庁も賭博事業をやってるんだから、文科省もtoto事業はやり続けたい、ということらしい。。それと「スポーツ振興という目的」と2回繰り返しているけれど、その目的をtoto事業(賭博)で果たせると本当に思っているのかなぁ、怪しいわ。ちなみに、totoは、控除率が凄まじく高いので有名ですよね。(賭け事・ギャンブルの控除率【社会実情データ図録】参照のこと。)



〔文部科学省(教員研修センター)〕
教員に対する研修は教育委員会が主体的に行い、文部科学省は地方のサポ
ートに徹するべき。教員研修センターがなくなれば研修が出来ないというな
らば、現在のシステムに問題があるのではないか。

● 教育制度の中で、国として担うべき役割があり、教員研修センターの研修
を受けた者が地域のリーダーとなっていくという意味で地域のサポートを行
っており、教員研修センターは不可欠である。
教育現場の荒廃と教育研修センターの関係が見えない。研修を行っても実
際に効果を発揮していないのであれば、廃止すべき。

● 教育の効果を定量的に測ることは非常に難しい。全国の教育関係者が研修
の場で意見交換を行い、お互いを高め合っていくことが、教育の質の向上と
いう意味でも重要である。
出張研修ができるのであれば、自前の研修施設を持つ必要はない。研修を
行っている法人は他にもあり、統合して効果的に研修を行う工夫も必要では
ないか。

● 他法人の研修所と異なり、教育研修センターの研修所は泊まり込みに特化
したもの
となっており、平日はほぼ埋まっている状況。使用目的等の差異に
鑑みると、現状では統合は妥当でない。

【私のコメント】
「泊まり込みに特化した」研修所なんて、今時必要なのかなぁ。。それと、「全国の教育関係者が研修の場で意見交換を行い、お互いを高め合っていく」という表現がありますが、そういった研修の場が「若い教職員たちの出会いの場と化している」という報告を受けております。もちろん、「出会い事業」「究極の少子化対策」を目的とした事業ならばいいのですが、教職員の研修が目的でしたよね?(というよりも、教職員に友人や知り合いがいる方ならば、誰でも知っていることですよね、ふう。。)



以下関連リンク。
独立行政法人一覧(独立行政法人評価委員会・独立行政法人へのリンク集)
独立行政法人改革はどう進むべき?
第80章 なぜ独立行政法人は暴走するのかNAGURICOM [殴り込む]/北沢栄
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