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池田先生のブログのコメント欄で、核心を突きすぎているコメントを発見してしまいました。(しかし、池田先生のブログを読むと、「池田先生、そこまで本当のことを言ってしまって大丈夫なんですか?」「本当に正直な方なんだな、さすが経済学者だな、熱い人なんだな。」といつも感心してしまいます、はい。)

Re: 対案は? (ikedanobuo)
2008-02-27 18:10:29
同じような話はうんざりなので、これで最後にしますが、「犯罪行為」をなぜ経産省が面倒みるんですか。警察がやればいいでしょ。

サラ金もそうだけど、本来は刑法や民法の改正で司法的に統一して解決すべき問題を、個別の「業法」で役所がバラバラにやるから混乱するのです。それはなぜかといえば、通産省OBにいわせると「法制審にかけると5年以上かかるが、業法なら最短1年でできる」。

つまり官僚が立法の手間を省き、警察や裁判官の役割も兼ねることで権限を拡大し、予算と天下り先を確保するために、こういうわけのわからない法律がいっぱいできるのです。


このコメント中の「経産省」を「内閣府」に代えると理解しやすいと思うのですが、実は、この前取り上げたDV防止法も同じ構造の上に成り立っているのであります。。

要するに、消費者保護にしてもDV防止法にしてもそうなのですが、本来は「刑法」や「民法」で扱う問題が、「役所の都合」でネジれてしまい、結果として、被害者の人たちに焦点が当たっていない法律ができあがってしまうという事情があるのです。(基本的に議員立法はこういう構造にハマりこみやすいので注意が必要です。最近だと、国家ファンドも議員立法でどうにかしようとしているらしいから、怪しいんですよね。。というか、この件は別エントリで書きます。)

なので、なんて言えばいいのでしょう。。福祉国家リベラルの人たちの「社会をよりよき場所にしたい」という気持ちは心情的にはわかりますし、心情としては私も同じなのですが、ただ、「国」や「役人」に何かを求める発想それ自体が「被害者救済をより困難にさせる」という構造的問題を発生させやすい状態を生み出してしまいます。ので、私は、戦略的方向性としては、福祉国家リベラル思想には賛同できない立場です。ついでに、同じく池田先生のブログから、ためになるコメントを引用。

消費者主権の意味 (ikedanobuo)
2008-02-27 22:05:27
日本には、まだ官庁が立法機関だと思っている人が多いようですね。

サラ金もこの問題も、根本的に間違っているのは、取り締まるべきなのは「強引な取立て」とか「詐欺的な売り込み」などの違法行為であり、基本的に司法・警察の問題なのに、役所が出てきて、上限金利の規制や契約破棄の自由化など筋違いの立法で解決しようとしていることです。

本来は、前にも書いたように、消費者が一般法(民法や刑法)にもとづいて業者に対して集団訴訟を起し、司法によって違法性の基準を決めるべきです。ただ実際には、グレーなケースも多いでしょうから、そういう場合は低コストで紛争を解決できるADRを整備し、当事者同士で解決するルールを確立すべきです。

消費者主権というのは、「あのときは口車に乗せられた」とかいって役所に泣きついて金を取り返してもらうことではなく、消費者が当事者として主体的に問題を解決することです。

行政の役割は、そのサポートにとどめるべきであり、経産省がしゃしゃり出てきて商取引を妨害するのは、北畑式の統制経済です。

特に今回の法律のように、民法の「契約自由の原則」に例外をつくることは、一般の民事訴訟にも重大な影響を及ぼします(これは経産省もリスクを認めている)。この意味で、消費者「行政」というのも正確な表現ではなく、消費者中心の司法・行政システムを構築する改革が必要です。


変質する消費者行政 (ikedanobuo)
2008-02-28 09:17:42
当ブログは、コメント欄も戦闘的なことで人気があるようなので、批判も討論も歓迎します。

それはともかく、消費者主権に立脚すべき消費者行政が、それとは逆の「無知な消費者を霞ヶ関のエリートが救済する」という官僚主権に化けているのは困ったものです。

きのうも複数の企業の経営者と意見が一致したのですが、こういう「選民意識」は今の局長級以上の官僚のDNAになってしまっていて、いくら言ってもわからないようです。こういう人々は早く辞めて、スペインでも北朝鮮でも行ってもらうしかない。その意味でも、天下りは全面禁止すべきですね。


最後に、池田信夫先生。本文ではなくコメント欄を勝手に引用してしまいましたが、もしもイヤでしたらその旨言って頂ければ削除しますので、遠慮なく言ってくださいませ。また、いつもブログ更新と例の「サイバーリバタリアン」の連載、楽しみにしております。(ということで、お知らせを兼ねまして、トラックバックを送信♪。)

(3月15日 赤字強調部分をちょっと手直し。)
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