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〈宗教化〉する現代思想 (光文社新書 356)
〈宗教化〉する現代思想 (光文社新書 356)仲正昌樹

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人文系界隈でみられる「ネオリベ」(新自由主義)批判に関しては、前から不思議に思っていたわけです。で、この本を読んで、人文系の人たちの脳内構造を垣間見ることができ、「なるほど、そういうワケだったんだな~」「道理で感情論が多いワケだな~」と、なんとなく納得。

要するに、人文系の人たちは、経済政策がどうこうではなくて、彼らの脳内妄想としてのネオリベラリズムについて議論していたんだな、と。。

でも、別に、脳内妄想としてのネオリベラリズムを、そのまんま脳内妄想に留めているだけなら、他の人には害はないわけですが、なぜか、「布教」しようとするタイプの人っているんですよね。。

本当の問題は、自分の形而上学な思い込みを、“真理”だと勘違いした“哲学者”が、頼まれもしないのに、それを周囲の無知で可哀想な人々に伝え、彼らを“救って”やろうとすること、言い換えれば、自分を中心(教祖)とする“真理を共有する共同体=教団”を結成しようとうることである。(p52)


でも、この段階でさえも、害は集団内に留まっているので内部で自爆しているだけであって、外野の人には問題ないのですが、問題となるのは、こういう場合。

 ただ、そのようにしてできあがった“哲学教団”が、出入り自由のファン・クラブ的なものとして、私的な会合を重ねているだけだったら、それほど大きな害ではない。自分の意思で参加している人間たちが、擬似宗教化した似非哲学にはまって、自業自得でダメになっていくだけである。

危ないのは、そうした“教団”が、「真理を知った私たちの手で世界を救わねばならない」とか「私たちが知った真理に基づいて理想の世界(共同体)を作らねばならない」というような一人よがりの使命感、選民意識を抱いてしまって、信者でない人々を巻き込んでしまう、新興宗教めいた“世直し活動”を始めてしまう時である。(p54)


著者によると、この手のタイプの自称「哲学者」(↑)はけっこういるとのこと。。具体的な人物名は書かれていませんでしたが、おそらく、分かる人には分かるんだろうな、と思ったりも。

ということで、長くなると何なので無理やりまとめますと、いわゆる思想系の人(自称哲学者や思想家、活動家)や本に触れる機会のある方は、読んでおいて損ではないと思いますし、実用的な面でも、擬似宗教化している団体とそうでない団体を見分けるのにも役立つかも、です。

というか、このひとこと(↓)、思わず笑いました(笑)。非常に同感です。

「擬似宗教団体なら、それらしい看板を掲げておけ!」と言いたくなる。
(p255)

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