admin
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

以下、『自己評価の心理学』レジュメの下書き、というか単なるメモ。失くさないためにアップ。。
第3章 自己評価が低くても心配することはない

自己評価は高ければよいというものでもない。それよりも、自己評価の度合いに見合った環境にいることのほうが大切なのである。

たとえば、経営者や未開拓分野の研究者になるのを夢見ているのなら、自己評価は高いほうがいい。だが、気持ちの良い仲間に囲まれて共同作業することが理想なら、自己評価はむしろ低いほうがいいのである。


自己強化が低いことの利点

1)人から受け入れられやすい
・謙虚で控えめな態度が好感をもって迎えられる
・批判にも耳を傾ける素直な態度が人に近づきやすい印象を与える
→人から好かれ、大切にされる人生を送れる可能性があるということ

2)人の意見や忠告を取りいえることができる
・それまでのやり方を改善し、素晴らしい成果をあげることができる
・自分の能力に自信がないために一生懸命努力を重ねる
→成功するための推進力にもなりえる、ということ

3)謙虚であること
・理由は、自分に自信をもてないせいでもあるが、もうひとつには自分の長所を語るのが苦手だからでもある
→私たちの社会では、謙虚は美徳と考えられてる

自己評価が高いことの不都合な点

1)自信は過信
・自己評価が高すぎると危険に対する警戒心が小さくなって、思わぬ失敗をすることがあり、それは
自己評価の高い人は敵を見くびり、周りの人の忠告にも耳を貸さないからである

2)粘り強さは依怙地に通じる
・自己評価の高い人は、一度決めたことをやり遂げようとするが、依怙地になってやり続けた結果、
とんでもない失敗をしたり、失敗の傷口を広げたりすることもある。(例:戦争など)

3)リスクを取りすぎる
・自己評価の高い人は積極的に行動する。が、自分の能力に自信を持ちすぎて危険な道を平気で突き進んでしまう。
(例:危険なスポーツ、飲酒運転など)

4)自尊心が高慢へとかわる
・自尊心が強いのは自己評価の高い人の特徴であるが、行き過ぎれば高慢につながる。
・自尊心は、高慢だけでなく、「妬み」「憤怒」「怠惰」「強欲」「色欲」などにもつながる。


第4章 あなたの自己評価は安定しているか

自己評価を計るには、「高いか低いか」という基準のほかに「安定か不安定か」という基準がある。これら基準を組み合わせると、自己評価は4つのタイプに分類することができる。

しかし、この4つのうち、高く安定したタイプを理想とし、他のタイプは劣っていると考えるのは間違いである。自己評価が高く安定していても、その他の性格が不愉快だという人もたくさんおり、自己評価の高さがモラルと結びつくわけではないからである。(例:ヒトラーなどの独裁者)

また、自己評価は、その人がおかれている状況によって相対的に変化する。自分に自信がもてる状況が続けばその間は自己評価は高く安定する。不安を感じたりしてくどくど考え込むようになると、自己評価のほうも自然に不安的になってくる。






自己評価が高い2つのタイプ
1)高く安定
・まわりの状況や出来事によって自己評価の高さが変わることはない。よって、このタイプの人は自分のイメージを
高めたり守ったりするのに無駄な時間やエネルギーを使うことがない。

・会議では、自分の意見を堂々と述べ、仮に反対意見があった場合でも、注意深く話を聞いて穏やかに説得しようとする。
相手を攻撃してやりこめるようなことはしない。

・感情的に落ち着いているため、周囲に対して身構える必要がない。

・自分が完全に支配できない状況でも受け入れることができる。その状況を受け入れても、自分が劣っていると感じたり、自分の価値が下がったとは思わない。

2)高く不安定
・失敗や批判に激しく反応する。少しでも失敗したり人から批判されたりすつと、自分が全面的に否定されたような気持ちになる。
・自分に対しどこかしら不安を感じているので、自分の優れた点や過去の成功について、いつでも誰かに話していないと気持ちが落ち着かない。
・会議では、自己紹介の時に自分の業績を長々と自慢する傾向にあり、反対意見がれうと、突然怒りをあらわにして相手を攻撃し始める。

この2つの違いは、物事がうまくいっているときには見分けがつかない。何かに失敗したり人から悲観を受けたりなど逆境に立たされたときにはじめてその違いがあらわれる。

・批判を恐れ、絶えず警戒している。そのため、緊張や不安、嫉妬、恨みなど否定的な感情につきまとわれやすい。
逆にいえば、自分は優れた人間だと思っているのにこういった感情を持つことが多いなら、その人の自己評価は高くて不安定だということになる。

・状況を完全に支配していないと落ち着かない。少しでも思い通りにいかないことがあると、自分の価値がなくなったと感じる。また、人からどうみられているかが気になるため、日常生活で起こる出来事をすぐに自分の対面と結びつけて考えてしまう。その結果、傷つきやすくなる。


自己評価は低い2つのタイプ
3)低く不安定
・まわりの出来事に影響されやすい。うれしいことがあると普段より自己評価は高くなるが、その状態はいつまでも続かず、少しでも上手くいかないことがあると、またすごに元に戻ってしまう。

・会議の例でいえば、自分のことは控えめに話し、その以外のことでもあまり発言しないタイプで、仮に自分の意見を言う場合でも、慎重に発言する。反対意見があると、たちまち同様し、反論もあまりしない傾向にある。

4)低く安定
・まわりの出来事によって左右されることはない。いつでも低く安定し、何かいいことがあっても高まることがない。これは、このタイプの日地は、自己評価を高めようと努力せず、現状を受け入れ今の低いレベルを甘受する傾向があるからである。

・会議の例では、周りの人に促されてようやく口を開いたかと思っても、前に誰かが言った意見をなぞることが多い。


この2つの違いは、現状を変えたいという気持ちがあるかどうか、また、失敗や批判に対する態度にあらわれる。

自己評価が低く不安定な人は、失敗をしたり、人から批判されたりすることを恐れるが、自己評価が低く安定している人は、「失敗するに決まっている」「絶対に人から批判される」と最初から決めているのである。

さらに、人から認められたいという気持ちにも違いがある。自己評価が低く不安定な人は、人から認められるのがうれしくてたまらない。その反対の場合は、心底がっかりする。が、感情を表にあらわさないほうなので、外から見ただけではわかりにくい。

一方、自己評価が低く安定している人は、この点についても諦めているようなところがあり、自分はどうせ何をやっても上手くいかないと考えている。



第5章 自己評価はどのようにしてできあがるのか -子供への上手な接し方-

自己評価が高くなるか低くなるか、安定しているか不安定になるかには子供のときの経験が大きく影響している。
大人になって自己評価に変化がある場合でも、成長の過程で自己評価に影響を与える出来事があったと考えられる。よって、大人の自己評価を考えるためには、まず子供の自己評価について考えてみる必要がある。

・自己評価が形成される時期
科学的に検証されている範囲では、子供が8歳くらいの頃から形成されていると考えられている。というのは、
ちょうどそのくらいの年齢で子供の心には自意識が生まれてくるからだ。しかし、子供を育てたことがある人ならわかるとおり、8歳以下の子供でも自己評価をもってる子供も
いる。(科学的には検証されていないが、経験として)

・子供の自己評価に特に関連のある5つの分野
1)学業(自分はきちんとした成績を収めているか?)
2)運動能力(自分はスポーツが得意か、走るのが速いか?)
3)クラスでの人気(自分は人から好かれているか?友達がたくさんいるか?)
4)社会に対する適合性(自分はオトナから信頼されているか?社会の規則を守れるか?礼儀正しいか?)
5)容姿(自分は魅力的か?)

→だが、各分野において、自分から見ても人から見ても優れた能力や特徴を持っていたとしても、それだけで自己評価は上がらない。問題は、ただ優れているかどうかではなく、本人が重要だと思っている分野で優れているかどうか。

→自己評価の高い子供は、自分が価値をおいている分野で人より優れている。逆に言えば、それ以外の分野では多少人より劣っていてもあまり気にしない。

・両親に対するアドバイス
1)子供が自分の能力や特徴に不安や不満を抱いているとき、きちんと耳を傾けて相談に乗ること。
こうすることにより、子供が大人になったとき、問題があるときには誰かに相談するという社会的サポートを求める力がつくことになり、いたずらに自己評価を傷つけなくてもすむ。また、大人の助言により、子供本人の悩み・不満などを、それほど深刻なことではない、というように相対化させる手伝いができる。

2)過剰な反応を避ける。たとえば、子供の問題にいつまでも首を突っ込みすぎないようにすること。

3)無理に話を聞きだそうとしないこと。子供の心理的自立を脅かし、子供に不安を持たせて自己評価を下げることにつながる。


・子供の自己評価を補完する4つの力
自己評価にとって重要なのは本人の判断だけではなく、その判断に裏づけを与えたり、そういった判断を下した子供自身を支持したりするという意味で、まわりの人間の意見も大切になってくる。ここで、まわりの人間は、

1)両親 2)教師 3)仲間 4)親しい友達

の4つにわけられる。この4つの力が上手く機能すれば、子供の自己評価は強固なものになる。といっても、そのうちの1つが欠けているからといって、それほど心配する必要はない。ほかの力が欠けている力を補ってくれるからだ。

・子供の成績をよくしたいと思ったら・・・
親が付きっ切りで子供の勉強の面倒をみるのは限りがある。むしろ、そうすると、人から言われてやるだけで、自分の意思で自分のために勉強するという習慣が身につかなくなってしまう。よって、知識を詰め込む前に、まずは子供の自己評価を高めてあげなければならない。そのためには、子供の学力だけでなく総合的な人格形成に注意を払う必要がある。

例)休暇を過ごす場所や子供部屋の装飾など、子供に関係することは、子供の話を聞き、意見を言わせ、助言を求め、その意見や助言を十分考慮にいれる、自分で管理できる金銭を与える、など。


・子供に意義のある助言をするためのポイント
1)子供と一対一で向きあう時間をつくる
2)子供が自分のことについて話すのを普段からしっかり聞く
3)子供の活動や子供が関心をもっていることに興味を示す
4)子供と同じ活動をする
5)子供の規範となる(他人からの批判をきちんと受け止め失敗してもくじけない、など)
6)自分自身を笑うことを教える(ユーモアによって、失敗や挫折感を乗り越える方法を示す)
7)子供を支持していることをはっきりと伝えること(モノを与えるなど、間接的な方法はだめ)
8)言葉や行動で、定期的に愛情を示すこと(だからとって、毎日やる必要はない)
9)愛情と教育の問題を混同しないこと。(子供がいけないことをしたときに、それをやめれば○○をあげるというような交換、嫌いになるというような脅迫をしてはだめ。そういう場合は、子供本人の人格ではなく、“したこと”に焦点をしぼってしかるのが大切。)


第6章 大人の自己評価 -恋愛、結婚、仕事と自己評価-

【1】恋愛と自己評価

「恋愛生活においては、愛されていると感じると自己評価は上がり、相手されいないと感じると自己評価は下がる」By フロイト

★恋愛の成功や失敗は自己評価に重大な影響をもたらす。また、自己評価もその高さや安定度によって、相手の選択やアプローチの積極性など、恋愛行動に大きな影響を与える。

★相手をひきつけるという行動の裏には、自己評価を高めたいという気持ちが必ず含まれている。しかし、通常の程度を超えて、必要もないのに誰かをひきつけずにはいられない人間は、それほど人から愛され評価される必要性を感じているといえる。こういっつた性格は現在では演技性人格と呼ばれ、その程度が進んだものは「演技性人格障害」として精神障害のひとつに数えられている。

★誰かを魅了したいと思うのは危険を冒すことを意味する。誘いをかけるということは、相手に「拒否する権利」を与えるということでもあるからだ。そして、人間は「拒否されること」に平静ではいられない。この拒否がすぐにその場で行われる場合は、自己評価にもたらす影響は少ない。相手に断られたのは、容姿や身なり、声のかけ方が不器用だったせいだなどど感じるからである。

しかし、いったん関係が始まってしばらくたったところで相手に拒否されると、自己評価に与える影響は大きい。ここで拒否されたのは見かけではなく、もう少し内面的な、人格にかかわるものだからである。

★人は恋人を自分の自己評価に見合った形で選ぶ。自己評価の高い人は自分に対して肯定的な人を、低い人は否定的な人を相手に選ぶ傾向はある。

★女性は自己評価が下がったときに誘惑に弱い。誘惑とは賞賛のこと、もしそうなら、傷ついた自己評価を癒すのには最高のもの。

★男性は自己評価が上がったときに、積極性を増して女性を誘惑する。
 →浮気な夫を持つ妻は、夫に対して「あなたは自分が思っているほど素敵じゃない」とささやき続けると効果的。

★遊びの関係と長続きさせたい関係では相手を選択する基準が違う。人はつかの間の関係では「賞賛」を求め、永続的な関係では「理解」を求める。


【2】結婚と自己評価

★結婚は女性の自己評価より男性の自己評価を高める働きをする。これは、一般的にいうと、男性よりも女性のほうがあきらめることが多くなるから。家族のために仕事をやめるなど。

★上手くっている夫婦を観察すると、お互いの役割を明確にし、その分担も公平に行われていることが観察できる。役割がうまく分担され、片方だけがいつも損な役割を押し付けさられたり、社会から評価されない役割に甘んじていたりするのでなければ、結婚生活によって夫婦の自己評価は夫についても妻についても高くなる。

・夫婦によっては、相手の自己評価が高まりすぎると自分の自己評価が脅かされるので、相手の自己評価を一定の範囲にとどめようとすることもある。

★夫婦喧嘩は、お互いの自己評価をちょうどよい水準に保つ調節弁の働きをしている。喧嘩や対立によって、夫婦は相手への不満や期待を表明し、状況を改善することができる。

★「相手の身体的な特徴」「相手の家族」「相手の過去や失敗」など、自分の努力では変えられない部分を攻撃しないように。この攻撃は、相手の自己評価に取り返しのつかないほどの打撃をあたえ、攻撃を受けたほうは決してそのことを忘れることはできない。


【3】仕事と自己評価
・現代のような競争社会では、仕事の能力と自己評価は深く結びついている。

・仕事をとおして「自分を発見する」ということは、社会的な地位や集団への帰属意識、目的の達成、経済的な利益などを通して、「自分を確認する」という作業でもある。そうして、仕事によって素晴らしい自分を発見し、あるいは確認することができれば自己評価は高まる。

★部下の自己評価を上げる方法
・仕事以外のつきあいを大切にしたり、何か問題があったときには力をあわせて解決するなど、連帯感を持たせてチーム意識を育てる
・教育を行ったり、専門化を促進したりして、一人一人の能力を高める
・いいところを褒めたり、悪いところを指摘したり、仕事についてどう評価しているか、おりにふれて情報を与える
・失敗に対して寛容になる
・チャンレンジ精神をほめる
・悪い点があっても、部下の人格を批判しない。行動を注意すること。
・部下たちに守らせる規則にはまず自分が従う

★政治家など権力者になる人間には4つの共通した特徴があり、この4つはいずれも自己評価に深く結びついている。
〓自分の運命を信じる(自分は特別な運命をもっていると考える。そうでなければ権力者になることはできない。)
〓自分は偉大な人間であると思う(自己評価の小さな人は小さな成功で満足してしまう。自己評価の高い人はある目標に達するとすでに次の目標に向かっている。)
〓何かをしようと思ったらすぐに行動する(これをしたら成功するのではないかと考えるだけなら誰でもできうる。考えたことを行動に移せるのは自己評価の高い人だけ)
〓失敗を受け入れる(偉大な政治家のほとんどは失敗をばねに成功を収めた。失敗を受け入れるのは自己評価の高く安定した人の特徴。)

・しかし、人から愛され評価されることは自己評価には欠かせず、そのことは権力の頂点に達しても変わらない。権力者の自己評価は「権力を行使する」という点ではしっかり支えられていても「民衆から愛される」という点では傷つきやすい側面をもっている。

・自己評価にとって、権力とは麻薬のようなもの。これを手放すことは、自分の価値を失ってしまうことにように思われる。

★しかし、権力を持っている人が本当に自己評価が高いとは限らない。多くの文学作品の主題にもなっているように、成功や件曲、賞賛を追い求めるのは、自分に自信がないからともいえる。本当に自己評価の高い人は、権力も栄光も求めない。ただ、幸福を求めるだけだ。そして、権力者とは幸福とは無縁の存在なのである。

「そこで私は考えた。本当に知力に優れ、明晰で、また物を深く考えることのできる人間とは、世の中に知られていない人々、自分の考えを胸に秘めたまま、何も言わずに死んでしまう人々のことではないか? 自分の考えを明らかにして賞賛を受けている人々の影に隠れて、そういう人々は目立たない。だが、どちらがより確かな知性を持っているかといえば、目立たない人々のほうである」 By ポール・ヴァレリー


第7章 自己評価か自己イメージか -あなたは見かけにとらわれていませんか-

一般的に、身体的な外見は自己評価に大きな影響を与える。容姿や服装によって私たちは自信をもてなかったりもてたりする。これはなぜか?(=この章のメインテーマ)

☆自己評価の男女差
・ある研究によると、男の子と女の子の自己評価の平均はかなり小さいうちから、男の子のほうが高いという結果がでている。つまり、男の子のほうが自分の能力を実際よりも高く見積もる傾向にある。

・ひとつだけ確かなのは、この自己評価の差は、能力の差からきたものではなく、社会的な環境によるということ。

・14歳から23歳までの自己評価を調べてみると、女性の自己評価の平均は年齢にしたがってだんだん減っていくのに対し、男性の自己評価は年々上がっていくことがわかった。→自分のスタイルに対する不満がこの年代の女性の自己評価を下げている要因。


☆男性特有の外見と自己評価の関係
・男性は何に対しても大きさにこだわるのが特徴。特に、性器の大きさ、身長の高さにこだわる。

・性器の大きさを気にするという点では、大人になってもかわらない。

・身長の高さにこだわるのは、背が高いと権力があるかのような幻想が広まっているから。社会的に重要な地位に就いている人は、実際よりも背が高いと思われる傾向にある。


☆美しいことは損か徳か
・私たちの社会では、綺麗な子には甘く、そうでない子には厳しい。

・男女ともに、容姿の美しい人は能力が高いとみなされることが多い。

・容姿が美しいと金銭面でも恵まれる。というのは、能力が同じ程度なら、普通の人に比べて外見的な魅力に溢れる人のほうがわずかながら給料が高いという研究結果があるから。

・美人や美男が犯した犯罪が、詐欺に関するものだと、層でない人に比べて重い判定が下される傾向にあり、犯罪が詐欺以外のものであれな、むしろ軽くなる傾向がある。

・容姿の美しい人は異性からは好ましい先入観をもたれるが、同性からは悪印象をもたれるという研究もある。この種の嫉妬は、女性よりも男性のほうが強い。

・容姿の魅力は長続きするものではない。というのも、人は誰かと喧嘩すると、たとえ相手の容姿が美しくても、喧嘩をする前に比べてあまりその容姿を魅力的に感じなくなるから。


☆ファッションと自己評価
・西欧のような消費社会では、てっとり早く、しかも確実に自己評価を高める方法は、洋服を買うことになっている。

・ある種の人々にとっては、流行の先端を行くことは自己評価を高める手段、それ以外の人々にとっては、流行に従うことはむしろ自己評価を下げないための手段となっている。

・現代では、企業が美しさの基準を作り出しており、その問題点もいくつかある。

・現代では、男性は毎日のように美しい女性のイメージにさらされている。また、都会で暮らすようになると、美しい女性とすれちがう機会も多くなる。その結果、男性たちの美の基準があがってしまった。

・私たちは美に関する参上が私たちの肉体に仕掛けてくる攻撃に対して、警戒をする必要もあるし、異を唱える必要もある。私たちはひとつの規範にとらわれずに、他人を尊重sながら自分も満足がいく方向を探っていくという形で美とつきあっていかなくてはならない。




第8章 自己評価の理論

☆成功と願望の関係
(1)ジェームズの公式
「人間の満足度は成功したかどうかにだけかかっているのではなく、その成功が望み以上のものであったかどうかにもかかっている」
=何かに成功すれば、確かに自己評価は上がる。しかし、その成功は本人の願っている以上のものでなければならない、という考え方。

・才能に恵まれているのに、あるいはまわりから高く評価されているのに、本人は満足していなかったり自信がなかったりするというパラドックスはここから生まれる。

・自分の希望と能力との間に折り合いがついて、自己評価が高くなればその人の人生は満足のいくものになる。(といえる。この理論の場合。)


(2)投資理論(D.Mタイス)
・自己評価の投資理論の特徴
〓.自己評価を下げないようにするには、定期的に投資を行う必要がある(何もしていなければ自己評価は下がる)
〓.リスクが大きければ大きいほぞ、成功したときに見返りは大きくなる(思い切って挑戦して成功すれば、冒したリスクの分だけ自己評価は高まる)
〓.最初の資金が多ければ多いほど、リスクを冒すのが容易になる(自己評価が低い人より高い人のほうが、思い切って挑戦することができる)

→この理論でいくと、幼い頃にたっぷりと愛情を受けて<資金>を持っている人のほうが、他の人より高い自己評価を持てることになるが、何もしなければだんだんお金が減っていくのと同じで、いくら最初に豊富な<資金>を持っていたとしても、本人が行動を起して何かに成功しなければ、自己評価はいつのまにか下がってしまう。(といえる。)

(3)鏡映的自己
・人は、自分に対するほかの人の言葉や態度を鏡のようにみなし、そこに移った自分の像から自分の特徴や状態を理解する。この理論は、他者との関係で自己評価を説明しようとしたもの。

・グループのなかで判断を迫られた場合は、選択に注意する必要がある。グループの圧力が強ければ強いほど、あなたは自分に自信がなくなってくる。そしれ、あなたの自己評価が下がれば下がるほど、付和雷同的になっていく。

(4)理想と現実の関係
・自己評価は理想と現実の差がどれくらいあるかによって決まるという理論。理想に近づけば自己評価は上がり、理想から遠ざかれば自己評価は下がる。

・人は<お手本>となる人を真似することによって、さまざまなことを学んでいくが、<反面教師>の存在も私たちが上手くやっていくための役にたってくれている。

・自己評価のためには、二つの見方を身につけることが大切。つまり、「安心するために下を見て、向上するために上を見る」

・理想を持つことは確かに大切だか、それがいきすぎてしまうと「理想病」になる。過剰に理想を追求することは不幸の原因ともいえる。

・理想を達成するということは、子供の頃に自己評価が受けた傷を埋め合わせる役割を果たしている。たとえば、小さい頃に父親に大切にされなかった人は、大きくなると仕事に夢中になって実業家として成功することを理想とする人が多い。

・私たちが自分たちの理想を意識して眺め、そこに隠された意味を発見することができれば、おそらくはそれほど過剰に理想を追求することはなくなるだろう。(→なぜそうした理想を持っているのか、を考えてみることが大事。)
スポンサーサイト


















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 IdeaFlow, All rights reserved.


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。