(注:今更感は否めないんですが、どうも立命館大学内や○○大学内やイダヒロユキで検索してここにくる方が最近いらっしゃるようですし、もしかすると今後この種の記事に需要が増えるかもしれませんので、以下とりあえず書いておきます。)
ということで、今更ではありますが、過去数回トンデモ・フェミニスト伊田広行(イダヒロユキ)を取り上げた関係で、最近、空き時間に
日本女性学会&イダ氏議論関連リンク経由で複数の方々の意見を読ませて頂いているのですが、「イダ=トンデモさん」という前提で考えてみるにしても、この件(↓)は、もっと大問題化しても良かったんじゃないじゃ、と正直感じました。
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「フェミニズムを誤解」しているワタシ?:伊田氏ブログに関して★
フェミニズムを私物化する男性ジェンダー研究者伊田が山口さんという方に対して行った行為はハラスメント的行為ですし、ちょうどここ2日ばかり笙野頼子さんの
『徹底抗戦!文士の森』を再読していて気づいたのですが、伊田ってまさにコレ(↓)やってますからね。立ち読み用のページがあったので、該当箇所を以下引用しておきます。
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批評はどこへ行った。そのとき評論家は何をしていたのか。徹底抗戦!文士の森 実録純文学闘争十四年史笙野頼子より。
(略)そうそう忘れていました。もうひとつ、この最後の方法がまさに日本社会の悪しき本質です。完全に敵対する敵が男の場合なんとしても抱き込む。批判されたら口まねをしながら、擦り寄るのもいい。或いは敵に反論させると言って対談でもやって自分の宣伝に使ってしまう。或いはプロレスなどと言って戦いをスポーツにし、スポーツ仲間にしたててしまうのです。どれもこれも慣れあい日本にはよくある事。
但し、――。
敵が女の場合、これはよほどの事がない限り無視しておきます。そして無視出来なくなったら、何を言ってるのか「判らない」、と言えば一丁上がりです。私の戦ってきた酢豆腐野郎は、このあたりの腕前も一流でした。(以下略)
笙野頼子さんの場合は文学という世界でのことですが、「酢豆腐野郎」をイダに当てはめてみるとフェミニズムやジェンダー論と呼ばれている分野にも当てはまるなぁと。でも、それも当然なんでしょうね、大学もまた笙野頼子さんの言うところの「日本社会の悪しき本質」を体現している場ですし、それに、こうやって取り上げられて可視化されている問題は問題化されているという点でマシであって(「見える化」されている)、他の分野では見えていないだけで山ほどこういうのがあるのかもしれませんし。
というか、これはあくまで個人的意見ですし、自分がされたらそうするなぁ的意見なのですが、イダ氏側がコメント欄もトラックバックも受け付けておらず(少なくともブログ・ホームページ上においては)メールアドレスも公開していない状況を考慮しますと内容証明くらいは送ったほうが効果あったんでは、と。でもまぁ、ブログや論文など文字情報だけでの判断ですがフェミニストの皆さんはどうも優しい方が多いようなのでイダは救われたんだなぁ~、と思いました。
あと、ついでに、上記の件との関連で、イダ氏の「失礼極まりないハラスメント的行為」の類似行為の事例として、イダ氏のホームページに掲載されている以下の記事をリンクしておきます。(まぁ、内容読まなくてもタイトルだけでアレなんですけどね、「評価」ってなんでまたイダに「評価」されなくちゃならないワケ?って感じで。。)
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小倉千加子さんの評価(2007年)【魚拓】★
内田樹氏の「フェミ批判」を批判する(2006年)【魚拓】★
林真理子さんの二枚舌(2006年)【魚拓】11月2日追記。
関連ありそうな「テクスチャル・ハラスメント」の記事。
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テクスチュアル・ハラスメント★
【散文(批評随筆小説等)】雑感&書評『テクスチュアル・ハラスメント』あと笙野頼子さんに対しても、最近また所謂「ニュー評論家」が何やらほざいておりまして、以下、その件の関連記事。仲俣暁生もイダヒロユキも「おんたこ」ですね。
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実録・「おんたこ」とは何か - Close to the Wall★
「おんたこ」とは何か・追記 - Close to the Wall★
「自由」という名の言い訳、あるいは傲岸不遜な態度 - Sound and Fury.::メルの本棚。さらに追記。★
内田樹氏の「フェミ批判」を批判する(2006年)を丁寧に批判している方を発見。
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uumin3の日記 イダヒロユキ氏の内田樹氏批判あと一番重要なイダ氏の元記事が消えてしまうと何なので、魚拓を採っておきました。(11月5日15:06に記録された魚拓)
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バックラッシュ批判本が出揃う!(それと念のため書いておきますが、このエントリはいわゆるお節介エントリではありますが、なによりもまず、私自身がイダ的なものに対して「気持ち悪い」から書いた、ということは明記しておきます。)
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